日鉄ドラムは、社業を通じて社会に貢献し、人を大切にし働き甲斐を実感できる企業を目指す。
この企業理念が環境と深く関わりのあることを社員一人一人が認識し、それぞれの職場において環境保全に資する活動に努め、環境と調和した企業の構築をめざす。
「環境マネジメントシステム」に基づいて運営体制の充実を計り、持続可能な環境の保全に寄与する。
生産活動が環境に与える影響を把握し、環境に配慮した物作りに取り組み、環境汚染の予防及び環境保護に努めるとともに、環境目標を設定し、この定期的な見直しを行うことにより、継続的な改善をはかる。
環境関連法、条例、協定などを遵守し、環境汚染を防止するとともに、環境の維持改善への取り組みを積極的に推進する。
社員がそれぞれの立場で環境影響を自覚し、自ら環境保全活動に取り組むよう、環境関連の情報収集と提供に努める。
2024年4月1日
日鉄ドラム株式会社
代表取締役社長
近松 幸士郎
当社は環境マネジメントシステム国際規格(ISO14001)の認証を全社・全部門で取得(2002年8月22日)しております。この認証登録範囲は、全部門統一内容で、鋼製ドラムの設計・開発・製造及び販売に係わる事業活動全般にわたる範囲になっています。
構成部門は、全国をカバーする生産拠点の千葉・相模原・名古屋・大阪・柳井の5工場、営業拠点の東京・大阪・名古屋の各支店並びに技術開発・商品開発及び顧客への技術サービスを行う技術センターと本社であり、全部門が、これまでの環境保全活動に加えて、環境マネジメントシステムの活動を共通認識のもとに展開します。また、品質マネジメントシステム(ISO9001)については、既に2000年版への移行を完了しており、今回の認証により、業界で初めて、環境面、品質面とも国際規格に対する運用システムを全社的に確立したことになります。
ドラム缶はリサイクルの優等生です。地球環境問題がクローズアップされている21世紀においてこの問題の重要性は増しこそすれ、減ることはないでしょう。その一環として浮上してきたのが、リサイクル。今や産業界全体がリサイクルヘの対応を迫られています。この点、ドラム缶業界は古くからリサイクルを行なってきた優等生です。
一般に、一度使用されたドラム新缶は再生缶メーカーに回収され、内部洗浄や再塗装を経て市場に再デビューします。そこで数回使われたあとは、スクラップとなって製鉄所に運ばれ、新しい鋼材として生まれ変わります。まさに完壁ともいえるリサイクルではないでしょうか。
産業の高度化に伴って、ドラム缶の内容物も多様化・複雑化し、その洗浄の際に出る残渣物質は、そのまま廃棄すると公害問題を引き起こしかねなません。リサイクルとともに、こうした社会的要請にどう応えていくか。日鉄ドラムを初めとするドラム缶業界では、国際会議等でこの間題について検討しており、「地球にやさしい企業」を目指しています。
下図のように、ドラム缶は再生により地球環境を守っています。
気候変動への対応として、当社は二酸化炭素の排出量の削減に取り組んでいます。
2023年5月にフル生産を開始した新設の柳井工場では、従来工場比で20%強の抑制を達成しました。
日鉄ドラムは引き続き、地球環境にやさしいモノづくりの会社を目指し取り組んでいきます。